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講談社の売上推移2022年版。デジタルシフトに完全に成功か。

  • 2022.03.28

久々に更新する。講談社の売上推移。講談社は11月決算。日本国内でも国際的にも、変な決算月だ。まあ皆無ってわけじゃないけど。だからかあんまり注目されない。その分、私は注目してあげようというわけだ。そして毎年2月には株主総会があり、決算の内容は記事になる。 第83期売上高1,707億(前年比17.8%増)当期純利益155億(同43.0%増)の増収増益 自分の手元のメモでは2003年度の売上が大体1,6 […]

奇跡の復活か。集英社16年分の決算まとめ。

9月に入ってしまったが、通常、8月後半といえば、集英社の株主総会だ。なぜか今年は8月中にその情報が漏れてこず、9月の6日あたりにようやく衆目の認めるところになるのであった。 我らが新文化社がようやく記事をアップしてくれている。そこには画期的な数字を出した決算と書かれている。これは気になる、気になるではないか。 売上が大幅に回復しているが、”電子書籍業界”的には普通 いつも書いていることだが、新文化 […]

最終黒字でも喜べない。小学館16年分の決算まとめ。

5月と言えば、小学館の株主総会である。どのくらい売上が下げ止まったか、電子比率はどの程度高まったか、が焦点である。 相変わらず三大出版社で一番低い 16年間で売上35%減 2003年度売上:1,502億 2018年度売上:970億 その差は532億(16年前の6割程度の状態になっている) 前年に比べて、売上が多少回復している。まあ僅かだから喜ぶには早い。 30億ほど回復しているが、デジタル出版系の […]

好調な講談社の売上16年分を見てみよう(2019年2月)

電子売上の比率が26% 売上構成比における電子の割合がついに25%を超えた。講談社の売上を支えていると言っても最早過言ではない。四分の一である。四分の一。 これ、ビッグニュースなんじゃないの笑 毎年5〜6%づつ電子割合が増えている講談社なので、来年は30%を超えてくるでしょう。いや、それ以上かもしれません。というのも、いわゆるキャズム理論というやつで、紙から電子に利用客が雪崩込んでくる可能性が高い […]

講談社の電子書籍が値上げして紙版より高い。

  • 2018.11.11

最近ワインに凝っていて、そのきっかけとなったのが、『神の雫』という漫画作品だ。電子書籍で毎週少しずつ買いながら読んでいるのだ。現在30巻に差し掛かっている。先日31巻を買おうとしたところ、あることに気がついたのだが、電子版の方が紙版よりも高いのだ。 楽天Koboの場合なのだが、電子書籍版は648円で紙書籍版は596円とある。52円も電子書籍の方が高いのだ。 この現象は他の電子書籍ストアでも起こって […]

斜陽感ハンパナイ。集英社15年分の決算まとめ。

8月後半といえば、集英社の株主総会。そして、その情報の一部が新文化社のページにのる。(詳報でないのが至極残念)早速、今回の売上とこれまでの14年分の売上をグラフ化して眺めてみたい。 ”減益”さほど問題ではない 記事を書いた人が経済に疎いのか、はたまた狙っているのか知らないが、減益の情報を伝えるのはいいとして、営業利益や経常利益にも言及してくれないと困る。特損が出て、最終利益が減ったのか、営業利益も […]

小学館15年分の決算まとめ

講・集・小の三大出版社で一番ダメな状態だった 15年間で売上37%減 2003年度売上:1,502億 2017年度売上:945億 その差は557億(15年前の6割程度の状態になっている) 小学館だけがこんなに下がっているわけではないが、講談社や集英社は電子書籍にもしっかり対策を打っているので、その効果が出始め、下降線も折り返しが見えてきている。講談社は15年間で売上29%ダウン、集英社は14年間で […]

講談社の売上推移を15年分見てみよう(2018年2月)

毎年2月後半は講談社の決算発表 講談社の売上 15年間で売上約30%減(2003年度は1,672億だから、そこからだと−493億) 最新では電子売上は21%を占める(前年が15%だったので、ようやく20%を突破できた形だ) 売上:1,179億(内、電子は249億と推定) FY17決算サマリー 営業利益:19億 最終利益:17億 講談社の基礎情報 決算時期:毎年11月 本社所在地:〒112-8001 […]

大丈夫かい「ゴマブックス」

ゴマブックスとはどんな出版社なのか ゴマブックスの決算公告 体に優しい成分セサミンの話をするわけではない。出版社ゴマブックスのお話だ。年末、12月28日の官報、決算公告に面白いものが出ていたので共有しておこう。 ゴマブックスの基本情報 ゴマブックスについておさらいしておこう。 ケータイ小説の出版で名を馳せる 2009年9月に民事再生法適用を申請 本社所在地:〒107-0062 東京都港区南青山六丁 […]

巨大出版社で唯一の成長路線、カドカワ 売上推移(FY16まで)

カドカワの売上を可視化。その推移に要注目 カドカワの売上は上昇傾向にある 14年間で売上125%増 最新では電子売上は9%を占める カドカワはどんな出版社 https://www.kadokawa.co.jp/ もはやカドカワは総合メディア企業であり、出版社の域を超えている。ドワンゴと統合したあたりから出版社を超えた何かになった感が強い。(統合当時の社名は株式会社KADOKAWA・DWANGOで、 […]