メディアドゥの決算発表、IR資料が変だった。

メディアドゥの決算発表、IR資料が変だった。

メディアドゥ

天下のメディアドゥ様2019年2月期決算

ついに売上500億超えだ。メディアドゥ関係者は笑いが止まらないだろう。応援者としては気持ちがいい。電子書店への取次99%がメディアドゥなのだ。この繁栄は当然である。おそらく後数年で1,000億企業になるし、そうすれば出版社並の力だ。恐らく、次々とメディアドゥが弱小出版社を飲み込む時代がやってくるかもしれない。意外と蜜月の講談社と合併したりして。

2019年2月期決算サマリー

  • 売上:505億
  • 粗利:73億
  • 営業利益:14億

営業利益率、2.7%かあ笑 インターネットビジネスと言えど、書籍流通業の悲しさが滲む。

資料のクオリティが著しく低下しているか

この季節はメディアドゥのIR資料を楽しみにしているのだが、今回は驚きを隠せなかった。資料が劣化。絶対にデザイナーではない人物が仕上げた感じになっている。まあ、そういう企業は上場企業にもたくさんあるのでいいのだが、メディアドゥに限っては前期までかなり気合の入った資料だっただけに残念至極である。

今年(2019年4月資料):https://ssl4.eir-parts.net/doc/3678/ir_material_for_fiscal_ym/63068/00.pdf

直近の四半期決算(2019年1月資料):https://ssl4.eir-parts.net/doc/3678/ir_material_for_fiscal_ym/59804/00.pdf

去年(2018年4月資料):https://ssl4.eir-parts.net/doc/3678/ir_material_for_fiscal_ym/47605/00.pdf

経営企画室の反乱だろうか・・・・儲かってるのに残念やで。メディアドゥ

目次とか、フォントデカすぎ。コーポレートカラーも使ってない。ダメなビジネスパーソンの典型的資料って感じ。多分、100%パワポ使いでWindowsでやってそう。(それは別にいいけどね)

比較も載せてみよう。事業のビジネスモデルを図解したものを、メディアドゥはIR資料に毎回載せている。テンプレみたいなものなので、使い回せばいいのに、なぜか使いまわしていない。

メディアドゥ

わかるかなあ、この雑さ。右が今年バージョン。真ん中のメディアドゥグループはロゴすら使っていないやっつけ仕事だ。これは、普通上司がOKしない資料だぞ。なんで、こんなのがIR資料になるんだ。

なぜこうなったか、想像

推測でしかないが、IR資料作りの部署が、出版デジタル機構の部署に移ったのではないか?と推測する。根拠はないんだが。なんか、感じが、出版デジタル機構ぽいし。まさか、天下のメディアドゥ様がこんな醜態を晒すわけがない。もし、関係者の方でこのブログを読んでくれた方がいたら、是非IR資料を再考するように言ってあげてください。私も知り合いに言う。

きっと、現場は相当の軋轢があって、こういう形で噴出しちゃったんだろうなあ。(勝手な推測)

でも、売上はぶっちぎりのNo1なので、メディアドゥにはこれからも無双していただきたい。