凸版グループの電子書籍書店「booklive!」の売上(FY16まで)

売上グラフ画像(booklive!)bookliveの官報

booklive!の売上

  • 5年間で売上は約10倍に(FY12 12億 → FY16 116億)
  • FY15には100億を突破、同時に営業利益の黒字化達成

FY16決算サマリー

  • 売上:116億
  • 営業利益:5億(粗利は50億)

booklive!の基礎情報

  • 決算時期:毎年3月
  • 本社所在地:〒110-0016 東京都港区芝浦3丁目19番26号
  • 凸版印刷が70%超の株式を取得している

コメント

営業利益率は、FY16の数字でみると、約4%。インターネットビジネスとしては、異例の低さだが、書店事業というビジネスモデルからしたら妥当な利益率かもしれない。粗利率は43%なので、販管費を落とせばもっと、営業利益は出るはず。その証拠にFY15→16では、売上は+4%成長しかしていないが、営業利益は+67%の成長を遂げている。その背景に経営の効率化(リストラがあったのか、業務フローの再構築があったのか、不明だが)があったのだろうか。
ちなみに社屋はFY15に台東区から港区へ移転している。

電子書店としてのbooklive!の売上は?

2017年における書店の月商を推測しておく。年間に116億の売上をあげているが、複数の事業があるので電子書店事業(booklive!)だけの売上ではない。ただ、90%の売上を主力事業であるbooklive!があげていると仮定すると

116億 × 90% ÷ 12ヶ月 = 8.7億

キャンペーンによる増減などもあるが、平均的に8〜9億の売上をあげているのではないかと推測される。

booklive!の今後の懸念点

電子書籍業界全体が成長路線にある中で、年成長率が直近では+4%しかないのは課題と言える。広告宣伝費を抑制しているのかもしれないが、あまりに絞りすぎると成長の源泉を失いかねないので上手い調整が必要だろう。欲を言うならば、今年度(FY17)は1.2倍程度の売上にあたる140億規模にはなっていてもらいたい。