1,000億割れの出版業界の雄、小学館 売上推移(FY16まで)

2018年4月16日出版社

小学館の売上を可視化。その推移に要注目

小学館売上推移グラフ

売上推移は下降傾向

  • 14年間で売上35%減
  • 最新では電子売上は13%を占める

小学館とはどんな出版社か

講談社、集英社同様の下降傾向。3強であるこれら出版社が不況なら、そりゃ出版不況と唱えることも自然だなと思う今日このごろ。決算は2月なので、大体5月の下旬になれば売上情報が世の中に流布される。もともとは集英社と同じ会社だったが、集英社を娯楽部門として、独立させた過去がある。ただ、同じ一ツ橋グループと呼ばれるカテゴリにあり、集英社の筆頭株主は小学館である。

小学館の基礎情報

  • 決算時期:毎年2月
  • 本社所在地:〒100-8001 東京都千代田区一ツ橋二丁目3番1
  • 『名探偵コナン』でお馴染みの『少年サンデー』や『コロコロコミック』等が有名

FY16決算サマリー

  • 売上:973億(内、電子は122億)
  • 最終損失は△8億

とにかく1,000億円を割っているのが、印象的であり、特徴的。もはや、総合出版社と言っていいかのレベルでの没落が始まっている。1,000億を割れたのはこの前の年度から。集英社よりも商売色が薄いのは、「文化の担い手」なので、売上と利益は二の次という、考えで動いているからなのか。もう少し頑張った方がいいぞ。上場もしていないから、利益も残さずにいるのだろうが、どういう経営をやっているのか、少し気になる。

売上の低下は3出版社の中で一番

売上の低下が著しい。
何の手も打ってこなかったのがよくわかる笑
(マンガワンなんかは、まあ良さげなんだが)電子売上をもっとあげないことには、横ばい傾向にさせるのも難しいだろう。電子書籍化を渋っている印象があり、社内での電子書籍派閥がそんなに強い権限を持っていないようにも思われる。

小学館の未来は?

出版大手三社(小学館、講談社、集英社)の中で、最もヤバいのが小学館だ。
色々と模索しているようだが、あまり成功しているイメージがない。
マンガワンなんかは、iOSやAndroidアプリのセールスランキングにおいて、上位にいるのだが、それはコミックカテゴリーにおいてであって、売上が高いことを示してはない。1位のLINEマンガだけが唯一儲かってるコミック系アプリだからだ。(広告収入ではわからないので、あくまでアプリ内課金だけで見た時の話)
それはさておき、小学館はもっと電子の売上を上げていかないことには、復調させることはできないので、もっと販促に力を入れていくべきだろう。上にも書いたが、電子書籍に力を入れるべきだ。