綺麗な増収増益、Renta!でおなじみのパピレスの売上(FY16まで)

2018年4月16日電子書籍ストア・取次



レンタル電子書籍Renta!の会社

パピレス売上グラフ

パピレスの売上・利益

有報にしか売上総利益(粗利)が出ていないので、まとめるのに苦労した。大体50%〜60%なので、電子書籍業一本でやってきているのがわかる。売上も100億という大台を超えており、期待は大きい。老舗にも関わらず、長年育ててきたRenta!が花開き、喜ばしい限りだ。上記のグラフからだと、電子書店パピレスの売上が立っているのか、それともRenta!の売り上げがすごいのかは不明。いちおう下記で考察を試みるが、詳しいことは決算資料でも明らかではない。

綺麗な形でほぼ増収増益を達成しているのが印象的。

営業利益もきっちり、残しつつ偉い。さらに言えば、自社株買いを定期的に行い、増配もしっかり行っているので、かなり投資家にも優しい会社なのではないだろうか。(完全に、個人的な意見だが、電子書籍関連株なら、とりあえず、メディアドゥかパピレスの株がオススメである)

FY16決算サマリー

  • 売上:141億
  • 粗利:81億
  • 営業利益:16.5億
  • 当期純利益:11.3億

パピレスの基礎情報

  • 決算時期:毎年3月
  • 本社所在地:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-12 紀尾井町ビル
  • 主力サービスはRenta!(次点で電子書店パピレス。犬耳書店や他サービスは多分微妙)
  • 大規模テレビCMは2015年1月よりスタート(麻生久美子のやつ)
  • ↑のこの住所はYahoo JAPANに近接している(ヤフーは東京都千代田区紀尾井町1-3)

パピレスは2016年9月に池袋から千代田区の紀尾井町に引っ越している。理由は、手狭になったからだと言う。業績拡大を見越しての行動だろう。

日本最古の電子書店

日本最古の電子書店である。(パソコン通信時代から存在)そのページはやはり、どこか古めかしい、ダサい感じがして、好感が持てる。一方で、「電子貸本Renta!」は、最新のWEB・アプリ・サービスとして、最先端のUI・UXを備えているという印象だ。

ちょっと矛盾することを書くが、上では株主対策もしっかり云々と少し褒めるようなことを書いたが、実際に決算説明資料や有価証券報告書には、あまり具体的な売上の伸びの要因に関する記述はなく、その辺は競合を意識してなのか、非常に不親切だと思う。どの事業がどのくらい稼いでいるのかは明確に記してもいいんじゃないだろうか。

これはRenta!CMのニュースリリースだが、第一弾は2015年1月から始まったようだ。パピレスの近年の急成長はこのCMの後押しの影響が大きいと思われる。現在第三弾まで放映されているので、今後第4弾と続いていけば、まだまだ成長するであろう。Renta!自体は2007年スタートのサービスであるが、よくもここまで自力で成長させたなと感服する。2015年のテレビCMまで、しっかりと8年間かけて成熟させて、一気にマス広告で爆発させた形だ。素晴らしい。

いつのまにかヤフー陣営に?

Renta!は『Yahoo!ブックストア』と提携しており、 Yahoo! JAPAN ID で利用可能だったりする。社屋が近いこともあり、もっと他にも画策していそうだ。

海外展開も積極的

中国や台湾での配信を行っており、2017年5月には英語版のRenta!も開設した模様。

大株主は健在

著名な個人投資家である片山晃氏は以前からパピレスを推しているが、今もその姿勢にぶれはないようだ。この人が第2位の株主でいる限り、素人トレーダーの我々も、まあ保有くらいしておいて損はない気がする。