電子書籍業界のリーディングカンパニー・メディアドゥの売上(FY16まで)

メディアドゥの決算グラフ

MediaDoの売上

  • FY14から急成長を遂げている。恐らく最大の要因はLINEマンガへの取次
  • しかし、利益率は低い。”取次”のビジネスモデルだから薄利
  • 営業利益がまとまって出るようになったのはFY13から
  • 基本的に粗利のほとんどを販管費にまわしている(大体7〜8億)

FY16決算サマリー

  • 売上:155億
  • 営業利益:6.5億(粗利は16億)

MediaDoの基礎情報

  • 決算時期:毎年2月
  • 本社所在地:〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋一丁目1番1号 パレスサイドビル 5F
  • 社長の藤田氏は徳島県出身(実家はゆず農家らしい)
  • 名古屋で創業
  • 2006年に電子書籍事業をスタート
  • 2017年に出版デジタル機構を子会社化

コメント

電子書籍業界において、縁の下にも関わらず、唯一と言っていいほど、イケイケドンドンの会社だ。ちなみに、電子書店で国産だと、dマガジンとかめちゃコミックとか、黒船勢だと、Amazonを筆頭に次点にAppleのibooksがイケイケドンドンか。日本ではGoogle Playブックスの猛威は聞かない。楽天Koboとか売上的にはいい感じそうだが、黒字なのかはよくわからないのでイケイケドンドンではなさそう。

閑話休題。

とにかく、飛ぶ鳥を落とす勢いのメディアドゥ様。

IRでリリース情報を見て欲しいのだが、更新頻度が非常に高く、頻繁にビッグニュースを飛ばしている。2017年だけでも

  • マンガ新聞の子会社化(2017年1月)
  • 集英社と資本提携(2017年1月)
  • 出版デジタル機構の買収発表(2017年3月)
  • comico PLUSに電子書籍配信ソリューションの提供開始(2017年5月)
  • メディアドゥホールディングスとなり、持株会社体制へ移行(2017年9月)

等の重要ニュースがずらりと並ぶのだ。誠に恐れ入る限りである。経歴が華麗過ぎて、電子書籍業界の人はみんな、メディアドゥが羨ましい。

もう売上も天井知らずで、出版デジタル機構と合併して、200億とかはゆうに超えるに違いない。

去年は確か、千代田区一ツ橋に社屋を引っ越したらしく、毎日新聞系のビルに入っている。中は、ネットベンチャーよろしく、かなり豪勢な作りになっているという。(DMMとかLINEばりに、力が入ったオフィスらしい)

メディアドゥの本社ビル写真

ウィキペディアより

メディアドゥは調べれば非常に面白いので、色々な切り口でデータを集めてみたい。(吸収合併リストとか)

意外とヤバいのは、利益体質ではないところ

出版関連の縁の下ということは、もはや儲かることを指さないのは自明の理かもしれないが、電子取次以外のことにも、かなり手を出しているのだから、インターネットビジネスとしてはもう少しくらい粗利を出したいところだろう。ネットビジネスで当てれば、粗利率を50%以上にもっていくのは夢ではなく、そうなれば営業利益も10億、20億と残せるようになるだろう。

現況、LINEマンガへの一強依存は、かなりのリスクである。

早く、他の収益源を作り出し、高利益体質の企業へと変貌して欲しい。そのためのホールディングス化なのでしょうから。