4年連続黒字の14期目決算公告「モバイルブック・ジェーピー」をみてみよう

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1月といえば、電子書籍業界ではモバイルブック・ジェーピーの決算がわかる月だ。以前は12月だったが、1月に延びに延びて今に至る。

モバイルブック・ジェーピー

貸借対照表しか見えないので、詳細な分析はできないのだが、

  • 当期純利益がわかる
  • 流動資産・流動負債から売掛金・買掛金を推測する

ということができるので、ちょっとした分析なら可能である。(毎度のこと)

当期純利益の推移

  • 当期純損益:△6,300万→710万→7,860万→1.3億→1.8億

5年分をみると上記のような感じ。増益感がある。黒字であることは間違いないようだ。

流動資産の推移

  • 流動資産:11億→19億→26億→27億→32億(決算月)

一貫して、増えていることがわかる。このことから取引額が増えているのではないだろうかという推測が成り立つ。利益も増えていることから、順調な経営なのだろう。喜ばしい限りだ。

売上換算するならば

仮に強引に、売上換算するとしたら、同じ電子取次のリーディングカンパニーメディアドゥの過去の成績を参考にして、出すことが可能かもしれない。2015年2月期のメディアドゥの売上が80億円で、当期純利益が2.4億だった。このことから1.8億ほどの利益のあるモバイルブック・ジェーピーは60億ほどの売上ということになる。もちろん、同じ売上構造、利益構造ではないので、この推測には無理があるのだが、恐らく売上のメインは取次業なので、上の推測は50〜60億というところで成り立つのではないかと思う。

100億には満たないが、順調に伸ばしているようだ。

今後、メディアドゥが出版デジタル機構を買収したように、モバイルブック・ジェーピーもその軍門に下る日がやってくるのか。要注目だ。